いのちと向き合う
人たちと、
建前なんかじゃ、
つきあえない。
家族で囲んで食べた朝食、
焼き立てのパンに塗ったバターの香り。
あたたかな食卓の記憶の中には、
いつも牛乳や乳製品が並んでいます。
おいしい牛乳や乳製品をいただけるのは、
毎日愛情をこめて
健康な乳牛を育て、休みなく仕事している酪農家の方々のおかげです。
息子さんの就農を機に、
新たな牛舎を建設し、
牧場経営の合理化と事業の拡大に意欲をみせる酪農家がいます。
一方で、
このまま生乳を搾り続けていても、
いいものだろうかと
先行きへの不安を
口にする酪農家もいます。
そのどちらもが酪農業の現実であり、
酪農家の真の姿です。
明日への希望と憂慮、
その狭間で揺れ動く心と向き合い
酪農業をより創造的で持続可能な仕事にしていくこと。
酪農家の想いを、提供する乳製品に託して
安全・安心な生乳供給の価値を、
消費者に伝えていくこと。
酪農家のみなさんと私たちとの関わり方はさまざまですが、
一人の牛飼いとして、
いのちと向き合うことを選んだ
酪農家の想いに寄り添い、
支えていくのが私たちの仕事です。
ひとつのチームとして、
多くの酪農家を支え、
酪農業のあるべき姿を求め、夢のある未来を築いていきたいと思います。
消費者の食卓が牛乳や乳製品によって笑顔で満たされるように
酪農家の食卓もまた、笑顔で満たしたい。
それが全酪連の実現したい未来です。