CO2 の「見える化」
カーボンフットプリントへの取り組み
カーボンフットプリント(Carbon footprint)は「炭素の足跡」を意味する言葉で、事業者が主体的・自主的に商品にCO2 排出量を表示し、これを元に消費者が消費行動を変革することにより、地球温暖化防止に向けた取組を広げることを目的としています。
本会は、生乳のカーボンフットプリントを表示するための商品別算定基準(PCR;Product Category Rule)の策定にたずさわり、2011 年3 月28 日に認定を受けました。
生乳(中間財)PCR の概要
項 目 | 内 容 |
---|---|
No. | 48 |
認定PCR番号 | PA-BY-01 |
公表日 | 2011年3月28日 |
認定PCRの名称 | 生乳(中間財) |
申請代表者 | 全国酪農業協同組合連合会 |
計画実施事業者等 | 明治乳業株式会社 森永乳業株式会社 社団法人日本乳業協会 独立行政法人家畜改良センター岩手牧場 浜中町農業協同組合 |
生乳(中間財)PCR が認定されたことにより、牛乳・乳製品へのカーボンフットプリント算定に役立てるこ とができます。
カーボンフットプリント及びPCR 関連の詳細については下記HP をご参照ください。
1) CFP(カーボンフットプリント:Carbon Footprint of Products)とは (外部サイト)
2) 認定PCR 一覧 (外部サイト)
3) PCR 原案策定計画登録済計画一覧 (外部サイト)
全酪連における食品残さ飼料化事業
本会は、酪農生産コスト低減のため、飼料自給率向上のため、食品製造残さを中心とした飼料化に取り組ん
でいます。
1. 運営方法
(1)食品メーカーとの連携による飼料化事業:飼料化ノウハウの提供、販売促進
(2)本会及び会員TMR センターを拠点にした飼料化事業 :食品残さの引取
2. 事例
〈焼酎粕(濃縮液)〉
(1)飼料化方法
●焼酎粕濃縮液を利用したTMR センター(A 酒造建設)
●乾燥施設における乾燥ペレット飼料(酵母飼料)製造
(2)事業提携内容
●プラント設計へのアドバイス
●飼料の開発、給与試験、品質保持試験、畜産農家経営評価
●飼料化された製品の販売
〈焼酎粕(乾燥)〉
(1)飼料化方法
●乾燥施設における乾燥焼酎粕製造
(2)事業提携内容
●飼料化の企画、提案
●プラント設計へのアドバイス
●飼料化された製品の全量受入
〈ウーロン茶粕(乾燥)〉
(1)飼料化方法
●TMR センターにおける発酵飼料化
(2)事業提携内容
●飼料化の企画、提案
●飲料メーカーへ飼料化の企画、提案
●ウーロン茶粕の給与試験